2025年2月24日に開催された
認知症シンポジウムは本当に勉強になりました。
➡クリックしてください認知症シンポジウム
認知症に関する研究は、どんどん進歩していることを実感しました。
鍼灸師として、訪問マッサージ師として、まずはしっかり勉強していきたいと思っています。
稲葉俊郎先生の講演より (一般社団法人認知症予防活動コンソーシアム主催 認知症シンポジウム)
健康学の視点で「治る」場を考える(病気学の視点で治すことだけに注力しない)
①自然豊かな場所
・森、山・海、川、湖・公園、庭園
②エネルギーの高い場所
・神社、寺院・古代遺跡、巨石・温泉地(蔵王温泉)(伊勢神宮)(玉置神社)
③人のエネルギーが集まる場所
・活気のある場や商店街
・芸術、音楽の空間:美しいものに触れエネルギーが湧く
・スポーツ、ダンスできる場所:身体を動かすことで生命力が高まる
④心からリラックスできる場所
・安心できる空間:自宅も含めて心から落ち着ける空間を創る
・好きな場所:思い出の場所、子供時代の場所
・好きな事ができる場:全身全霊で何かに打ち込める場所、ワクワクする場所
・動物や植物などの場:動物園、植物園、人間以外の生き物に触れる時間
★認知症を考える
・どんな状況でも、その人にとっての健康や幸福な状態とは何か?前向きに創造的に楽しく考える
・個人で抱える現実は、それぞれ違う。異なる人生を尊重し自分の考えや価値観を押し付けない。
・相手を変える事にエネルギーを費やすのではなく、自分が変わることで見方を変える
・相手の世界を共に生きる。「話す」「語る」と物語が生まれる。「物語の利き手」となるだけでも十分なケア。
・不安や恐怖で身体は硬くなる。たのしくご機嫌なとき、身体は柔らかくなる体が喜ぶ事をすると身体がゆるむ。すると自然と笑顔がでる。
例)・徘徊する人は歩きたい人。一緒に歩く時間を作る・忘れる人は忘れたい人。忘れた気持ちを尊重する
自然治癒力とは
○自然が持つ回復する力、人間も自然の中の一つ
○いのちの力を高める事
○生命力は場によって高められる頃も低められる事もある。場には人間の場+自然の場がある
○人間の場の力:肯定の場…人生と存在を肯定する
○自然の場の力:発見の場…自然の畏怖を感じる
★能楽・華道・茶道…などの芸術
世阿弥「風姿花伝」奥儀讃歎云(おうぎにさんたんしていわく)
そもそも、藝能とは諸人の心を和らげて、上下の感をなさんこと、壽福増長の基、遐齢・延年(かれい・えんねん)の法なるべし。極め極めては、諸道悉く(しょどうことごと)、壽福延長ならん
マインドフルネス瞑想(マインドふろ(風呂)ねす)ゆっくりとお風呂に入る事をおススメ。銭湯や温泉。
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