★脳疲労について…脳の炎症
l 6か月以上の疲労感(慢性)
l 微熱、頭痛、喉痛、リンパ節の腫れ、
l 筋肉痛、関節痛、脱力感、集中力低下、
l 不眠、過眠
l イライラ、不安、うつ症状
l 自律神経失調症
認知機能障害…偏桃体の炎症が増強
抑うつ…海馬の炎症が増強
疼痛…視床の炎症が増強
恐怖・苦悩・不安=過活動
ドーパミン、オピオイド分泌低下=疲労過敏
痛みをコントロールする機能が破綻する
前頭前皮質の機能低下で、目標思考行動がとれなくなる
本来、人には痛みを緩和させる「生体防御機能」が備わっていて、セロトニンや、ノルアドレナリンが調整してくれているが、慢性疲労の人は、痛みが持続したり、ストレスが強い人は、生体機能が低下している(自律神経失調症となる)
不眠症・・日中に精神や身体の不調を自覚
(TNF-αやIL-6などのサイトカインが関係(過剰に炎症)
腰痛・・・・心理社会的ストレスも多く関与
★脳疲労の改善方法
運動療法・温める・認知行動療法・栄養補助食品・傾聴・鍼灸(浅い鍼)
乳酸は疲労物質ではない。運動して増えるが、1時間でもとに戻る
45分間の傾聴によって、症状が和らぐ
「疲労」・・・足三里・三陰交・百会・背部兪穴・関元・腎兪・心兪・内関・気海
「うつ」・・・・顔面部・頭・顔・の鍼が効く
百会・太衝・四神聡・印堂・内関・神門・三陰交・足三里・合谷・陰陵泉・頭維
脳血流に反応する・・三陰交SP6・内関PC6・足三里ST36・太衝LR3・合谷L14
三叉神経第一枝(眼枝)・・頬車・地倉・四白・魚際・下関・頭維・太陽(刺激に慣れさせない)
メンタル治療には頭や顔に鍼をする。周波数によって、オピオイドの活性化が異なる
パルス治療(ピコリナ) Mix波が治療に有効…疲れ、痛みの緩和
パルス禁忌(皮膚の障害・てんかん・けいれん・ペースメーカー・高血圧・腎不全・甲状腺機能亢進症)
WIND -UP現象・・・不快と思われたら止める。繰り返しの刺激で痛みが増す人がいる。
ダイノルフィン(15~100Hz・・kオピオイド(自律神経)
エンケファリン(15Hz・・δオピオイド・・不安→安らぎ・落ち着き)
エンドルフィン(2Hz・・μオピオイド・・鎮静・多幸感)
(症例)
○脳卒中後遺症の方へも鍼は有効(健側もする)
…頭維:百会に向かって斜刺か横刺・2番か3番1cm
○うつ…承霊・脳空(斜刺か横刺で1㎝)
○FD(機能性ディスペシア)=ストレス、背中の圧痛が多い(胃の六つ灸)
○耳鳴り・めまい=頚の上頚神経節・迷走神経‥‥人迎・扶突・天窓
○疲労自覚者=大椎・陶道・身柱・神道・霊台・至陽・命門へお灸
○三叉神経刺激=太陽・下関・大迎・攅竹・頭維
○線維筋痛症=足三里・合谷(10分 4Hz 3回) 手三里-合谷 : 足三里-陽陵泉